XXL Freshman list企画 Caleborate
Caleborate
2016年にリリースされたアルバム「1993」はその年のベイエリアオブザイヤーとの呼び声が上がるほどの評価を得たCalebrate。
生まれはサンフランシスコだが、複雑な家族関係からバークレーで育つこととなる。(父親はどっか行ったらしい)
ベイエリア出身の彼だが、彼の音楽にハイフィーサウンドは感じられない。流行のTRAPも感じることができない。クラシック、クラシック、そしてクラシックである。そして、彼の曲を聴いた後はメランコリックな気分にさせられる。何を言ってるかわからないと思うので後で聴いてみてください。
彼は世の中を生きていく上で必要と思われる「パイプ」をあまり持っていないらしい。というのも音楽業界の友達やアーティストとの関係持っていない。因果関係はわからないが、インディペンデントアーティストである。(United Mastersと結んでいるのはレーベル契約ではなく、単なるパートナーシップだけ。本人談)
そして彼からは、とにかくメインストリームから離れたいかのような意見が多く感じ取れる。
例えば、ウィードを吸うのを辞めた理由はメインストリームのラッパーがみんな吸ってるから。LyricsはLil Wayneから影響を受け、エイミーワインハウスが好き、などである。そんなラッパー聞いたことない。
作り出された個性のように聞こえてしまうかもしれないが、果たして彼の才能は本物だろうか?
XXL freshman list企画 Caleb Brown
Caleb Brown
Lil Wayneの出身地ニューオリオンズからほど近いバトンルージュ出身のラッパー。
年齢は18か19で(ちゃんと調べてない)まだまだ大きな成長する余地を秘めている。
幼少、少年時代はもちろんヒップホップも聴いていたが、母親の影響からゴスペルにもなれ親しみ、その結果面白い音楽が出来上がった。Tyler The Createrと比べられることが多いようだが、まさにそんな感じで、低いトーンの声やリズムの取り方はScHoolboy Qに似ている。Flatbush Zombiesっぽさもあるかも。
また見た目のダークなイメージとは違い、実はナード系らしい。アニメやビデオゲームが好きでスーパーヒーロー願望が強い。
将来はブラックスーパーヒーローになりたいと言っているので、私からは「ワカンダフォーエバー」とだけ伝えたい。
XXL freshman list企画 Bruno Mali
Bruno Mali
ハイチ生まれフロリダ育ちの哀愁ラッパーBruno Mali。
1年半前にJuvenileのHaへのリスペクトソングをリリースし70万回再生を達成。その1年後にRick RossをフューチャーしドロップしたMonkey Suitは400万回再生されるなど、日に日に注目され始めている。
特にRick Rossからは大きな援護を受けており、客演だけでなく、実際に彼のステージでHaを披露するチャンスももらっている。
年齢は29歳とそこまで若くない。その理由としてレーベル問題が絡んでおり、7年前にキャリアを足踏みさせられたからだ。その失敗からか自分自身のレーベル(Blocc Money Billionaires Music Group)を持っており、尊敬するアーティストはJay-Zと答えている。
もう止まるわけにはいかない。慎重に、そして大胆な今後が期待される。
XXL freshman list企画 Boogie
Boogie
ウェッサイウェッサイ出身のBoogie。エゴサしにくいからかわからないが、特大ヒットに恵まれずここ3年はFreshman listに乗りつづけている。
しかし再生回数や実力、ファンベース、どれをとってもそれを疑う理由はなく、誰にも気づかれないうちに"Freshman"ではなくなるパターンのやつだと思われる。
XXLよりかはHNHHに大きく注目されており、XXLを普段多く見る人はあまり馴染みのないラッパーかもしれない。
==個人的な意見なので気に食わない方は飛ばしてもらっても構わないゾーン==
彼の2年前のヒット曲、「Oh My」はBobby ShmurdaやMeek Mill、Dave Eastら主に東のアーティストにビートを提供してるJahlil Beatsが手がけており、西のベースを初期に掴み損ねたため、メインストリームに上がってくるのに時間がかかっているのではないかと。(曲自体はあほみたいにかっこいい)
XXL freshman list企画 Bobby Sessions
Bobby Sessions
4年前、彼を知るものはほとんどいなかった。なぜならダラスの大学に行きバイトをする、ごく”普通”の学生でしかなっかたからだ。
しかし夢を諦められず、音楽に集中することを決心し、3年前に仕事を全て辞めたらしい。驚くべきことにその当時、銀行にはたった50ドルしか入っていなかったようだ。
始めた直後は極貧生活を送るも、彼の複雑な感情を表したリリックや、独特なビート(ファレルっぽい?)が注目され始め、2017年のDallas Obserber Music AwardsではRap HipHop部門を含む2部門を受賞。2018年に入りDef Jamと契約。
おそらく今後伸びてくるだろうが、2018年は早すぎるように感じる。これからファンベースを獲得し、19,20年あたりにはHipHopの顔になってるかも?
XXL freshman list企画 BlocBoy JB
BlocBoy JB
今年に入ってから彼の名前を聞くことが本当に多くなった。2017年に彼の話をするメディアなんかほとんどなかったが、いまでは彼の動きに多くの人が注目している。
彼を有名にさせたのはラップではなく「ダンス」だ。キレのあるダンスはインターネット上ですぐに拡散され、ついにはDrakeにまで届く、そしてあの名曲が生まれた。(個人的には1:42のDrakeが好き)1億回再生も時間の問題だろう。
14歳の頃にノースメンフィスに引っ越し、Tay keith(Look Aliveのプロデューサー)に出会ってから7年間は音楽に打ち込んだそうだ。
明るく進み始めたキャリアとは対照に、暗い過去も存在する。彼は生まれてから一度も父にあったことがない。というのも、父は25年間の服役中であり、出所できるのはもう少し先だからだ。
年数からして、おそらく父はもうすぐ出てくるだろうが、一度もあったことのない息子がスーパースターになりかけているのはどのような気持ちになるのだろう。